20日目

"Tell me your favorite memory with me "という,いかにもな投稿をアメリカの友人がFBにしていた.今でも家族全員と仲良しだけれども,そこまでいくとこれぞというよりは何気ない日常の方が思い出である.なにせ,9年前に帰ったときは勝手に家に入ってソファで飼い犬と遊びながらその家族の帰りを待つ,そういう間柄である.

 

高校の有志で一緒に演劇をやったとき毎日夜まで練習したよねって書いたら,「練習の出番ないとき宿題教えてくれたよね!」って返ってきた.そうそう,数学が苦手な彼女はぼくに一次関数の宿題を教わっていた.拙い英語だったけれども,数少ない教えられる科目だったから嬉しかった.

 

ついでに当時(15年前)の日記を取り出してみた.どうやら2月3日に演劇の練習をして,彼女の家で遊んだらしい.4人兄弟で一番上の兄がぼくと同級生で大親友(2年前に遊びに帰ったとき,帰国前日に急きょ泊めてくれて明け方に空港まで車出してくれた).ちなみに彼女はのちに獣医になり,妹の犬の手術もした.すでに書いたかしれないけど,仲良しのよしみでその時の手術代の一部はぼくが出した.助け助けられ,ぜんぶ懐かしい思い出だ.

 

ところでこのブログのタイトル,The Scarlet Letterは当時ぼくが苦しめられたNathaniel Hawthorneの文学作品である.日本語だと『緋文字』という作品名で知られているらしい.悪夢がよみがえるからぼくは読まないけど.