31日目

デジタルに浸かる日々にふと,アナログが舞い込んできた.

 

アメリカに居た頃の親友から「弟がフェイスブックをやめるんだけど,君の連絡先を知りたがっていた」と.親友という言葉は一方通行であまり好きではないが,少なくとも気の置けない関係ではあった.

 

メールアドレスを教えたところ,さっそく弟くんから連絡が.要はSNS疲れというものらしい.現代は大変だ.曰く,

Hey there, I removed myself from social media and I wanted to stay in contact with you in some way. At this moment email is the best. But I would to eventually move toward written messages as pen pals, what do you think about that?

と.こじゃれているというか,趣が深いというか.

 

デジタルはフォントによって文字列としての特徴は失われる一方で,アナログはいくつかの気持ちが垣間見えるかもしれない.今では珍しい手段で平凡な日常を伝える,そういうのも悪くない.

 

悠久,そんな言葉が頭をよぎった.