34日目

そんなに自分は賢くないと思いつつ,「いやぁ,でもやっぱり一番だよな」と思うことがある.というか毎日そう思っている.ひと言で言えば根拠のない自信というものであろう.

 

新しいことをするのは怖い.失敗するのは誰だって嫌だろう.職業柄,まぁ別にいいんじゃねぇの? という軽いノリで失敗するのは慣れているが,転職先での初仕事をどうするかなんて怖い.怖い.転職を二度三度ほどすると既視感があるのでさほどハードルを感じることはなくなり,ちょっとウキウキする時期でもあるけれども,たぶんこれはおかしい.

 

新年とか新年度とか新たな門出とか,そういうものがあまり好きではない.別に24時間経ったら次の日は来る.日常は連続的だよとよくぼやくが,不連続的であるということをわかりつつ言っている自分が確かにそこにいる.そういう乱雑性を楽しめるようになると,根拠のない自信とやらが生まれてくるのかもしれない.

 

これが良いか悪いかはどうでもよいことで,ぼくはこれ以上のことを考えることにまったく興味がわかない.でも,一つだけ確かなことは,根拠のない自信とやらを持っている人を眺めるのは面白いということだ.