3日目

「長い物には巻かれろ」という考え方,昔は好きではなかったのだけどここ5, 6年は考え方を変えて生きている.

 

趣味はダラダラと続けても誰も困らないけど,受験勉強や仕事はそうもいかない.成績が悪かったとか,結果を残せなかったらという感じで何かしらの判断に迫られることもある.でも,思いがけないタイミングで「もう少し続けてみようかな」と思うこともある.ぼくの場合は,恩師との出会いだったり,外部資金をとれたり,といったところで,どちらも心が折れかけているときだった.

 

「誰かが必ずどこかで見ている」とはよく言われるが,本当にそのとおり.話したことがほとんどない人に「良い研究しているよね」と言われると,もちろん嬉しいが,あぁきちんと評価する人はどこかにいるんだな,と同時に思う.ここ5年くらいはある程度の領域を切り開いていると思いたいものだ.

 

もちろん,そんなすぐに評価してくれる人が現れるとは限らない.どちらかというと,ぼくの論文を読んだ50年後の人が引用という形で評価してくれることを望んでいたりもする.